一般社団法人千葉県自動車整備振興会・千葉県自動車整備商工組合
 

 

「検査標章」と「点検・整備済みステッカー」です前面ガラスの中央部の貼付されているのが「検査標章」です。車検の有効期間を示しているものです。この「検査標章」を表示しないと、車を運行することは出来ません。剥がしてしまったり、貼り忘れたりしないようご注意下さい。
また、前面ガラスの助手席側上部に貼付されている丸いステッカーが「点検・整備済みステッカー」です。国の認証を受けた整備工場で定期点検整備を確実に実施した自動車であることを示すために貼付しているもので、次回の定期点検整備の実施時期が表示されています。定期点検整備は国の認証を受けた整備工場で。
お近くの整備工場探しはこちら


車検代行業者とは、自動車ユーザーの皆さんに代わって国の検査場で車検を受ける業者のことを言います。車検代行業者は整備事業者ではありませんので、車検の際に車の点検・整備を実施することはありません。ですから、車検に合格したからといって、今後も安心して車に乗れるかは分かりません。これに対して国の認証を受けた整備工場では、車検と併せて定期点検を実施し、必要な整備を行うことで、今後も安心して車にお乗りいただくことが出来るという違いがあります。


1
車検証と自動車納税証明書を用意しましょう。
2 整備に対する要望を詳しく伝えましょう。(整備の内容、特に見てほしいところ、調子の悪いところ、気になる音がするところ等)車は口をきくことができません。車の健康状態をドクター(メカニック)に伝えるのは、ドライバーのあなたです。そのためにも日常.車の健康状態をチェックしておきましょう。
3 必要となる整備内容を説明してもらいましょう。
4 概算見積書を交付してもらい概算の整備金額を教えてもらいましょう。 (点検料、整備技術料、部品油脂代、税金諸費用など具体的な料金を内容別に説明してもらいましょう。)
5 点検の結果、追加整備を行う必要が生じた場合は、事前に追加整備の必要な理由と費用を連絡してもらいましょう。
6 車検が終了したら、定期点検記録簿に基づく整備内容を説明してもらいましょう。
7 請求書を作成してもらい、整備料金の内訳を項目別に説明してもらいましょう。
8 交換部品を見せてもらい、 交換理由を説明してもらいましょう。
9 整備保証書を交付してもらいましょう。以上の事柄に注意して車検を頼みましょう 。きっと満足できることと思います。また、メカニックとはいろいろな会話をして理解を深め、お互いの信頼関係を築いておきましょう。只今ご説明した方法は、国の認証を受けた整備工場で車検を受ける場合の頼み方です。

次に車検料金のしくみをご説明します。
料金は下の図の様な、様々な料金により構成されています。


A2でもお答えしたとおり、車検代行業者は国の検査場にて検査の代行受検をしますが、定期点検整備を実施していません。従って、料金も下の図のようになっています。

車検代行事業者では定期点検及び整備が実施されないため、一般的に割安になっていますが、車検に合格したからといって、今後も安心して車に乗れるかは分かりません。


車検は、一定期間ごとに行う自動車の検査です。検査を実施した時点で、国が定める最低限の基準(保安基準)に合格しているか否かを検査する事を車検といい、不合格となれば修理しなくては乗ることもできず、また、検査に合格したからといって、次の車検まで安心して車に乗れると保証されるものではありません。それに対して定期点検整備は、決められた項目を点検し、必要な整備を行い、車の性能維持や予防整備をすることで、安全で安心な車に乗れるようにすることをいいます。車検の際は、定期点検整備も出来る国の認証を受けた整備工場を選びましょう。


車検の際の総費用は、クルマの点検・整備に必要な技術料金と部品代などの点検・整備料金と、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料などの税金等諸費用に大別されます。あらかじめ見積り書を交付してもらい、整備
事業場との合意のうえで車検作業を依頼しましょう。


定期点検整備には自動車の種類により3カ月点検、6カ月点検、1年点検、2年点検があり、故障を未然に防ぐための予防整備、また、安全維持と公害防止のために行うという、大変重要なものです。2年点検の代表的な点検項目は次のとおりですが、整備事業場では、プロとしての知識と技術を生かしてきびしくチェックし、必要に応じて整備を行います。