自動車整備事業者は車社会において安全性の確保、公害の防止を図るため、整備技術の向上を持って社会に貢献しておりますが、その基盤となっているのが認証制度です。この認証とは、自動車特定整備事業を経営しようとする場合(有償・無償にかかわらず反復的に特定整備(※)を行う場合を含む)にあって、一定の要員、作業場面積及び機械工具の基準等の用件を満たした者が、申請により関東運輸局長に認証されるものです。認証取得後は、自動車ユーザーの保守管理の一部を担う役割として、依頼により車検・定期点検及び臨時的な点検・整備を実施し、常に自動車ユーザーの立場に立って安全で快適に運行できるようなサービスを提供します。認証工場では車検の際、定期点検整備を行い、国の検査場に車を持ち込み、検査を受検し、車検証の更新をします。
(※)特定整備とは、自動車の主要部位の取り外しを伴う整備作業や、自動運行に関する装置や、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱防止装置等の高度な運行補助装置に係るセンサー本体の脱着・角度調整、センサーの作動に影響を与える前面ガラスや車体前部(バンパーやグリル等)の脱着、コンピューター等の機能調整を行うことを言います。 |